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9月25日 日経VS東証
民主党・自由党が合併しました。マニフェストも読んでみると、経済に関しても、力強いコメントが載ってます。しかし、なにやら、既存の会社やシステムが[悪]のように読み取れる文面です。それに、内需ばかりで、グローバル経済は置いてきぼりです。やっぱり、海外に進出するような大企業は[悪]だからですかね。


国際間経済は、いかに「カネ」を分捕るかが目的なんです。日本は不況だから大丈夫だと思ってるんでしょうか?


もし、本当に政権取ったら、他の国に、確実に喰われます。

いったいどんな、経済学者が知恵を貸したのかが興味がそそられろ所です。




皆様、こんにちは、儲げてますか?最近、損が拡大しまくって、ゲンが悪いんで、証券会社変えようと、思ってる、渚です。




総選挙が近いようです。民主党・自由党合併で活気ずく野党が、独自の経済再生理論で攻め、対する構造改革路線を堅持の竹中大臣が迎え撃つ構図です。
選挙で株価のことが出てくると思われますので、今回はここら辺の事を。


皆様、株価のことなんて言いますか?




この株価、まったく、同じ物なのに呼び方が2つあります。日本経済新聞を中心とした12chは日経平均、そして、その他のメディアの東証平均です。

渚はいつも、日経と言うので以降、日経に統一しますけど。この日経、別に日経平均225とも呼ばれ、東証の主要各分野の225種の銘柄の株価を平均しただけの物です。



少し、前まで日経新聞系列以外のメディアは、日経平均と言う呼び名を使いたく無いようで、株価と総数を平均したTOPIXという単位を広めようとしてました。けど、最近は、諦めたみたいですね。
ただ、日経平均じゃなく東証平均と、言う所がなんか大人気ないですけど。




アメリカのダウ・ジョーンズ社が1896年に開発したダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ平均)の真似をしただけの物ですけど、この日経平均、政治の分野ではかなり誤解されてるような気がします。


だって、株価は景気を写す鏡と言いますが、永田町では景気の指数だと思われてる節がありますから。

皆様もよく聞きますよね。「株価は総理就任前はもっと高かった」とか「構造改革が株価を上げたのではない」とかです。あと、「私が総理になったら株価2万円」なんてのもありました。



こういう発言は株価が高ければ、景気がいいと、思っていなければ、出ない発言です。そして、「株価が高ければ、景気が回復してる」と、人を惑わっしゃいます。


渚はこの、政治家さんがいう株価は信用していません。景気は上がる過程が好景気、下がる過程が不景気と、何故そういう過程になるかが重要であって、数字自体は別にどうでも、いいと思ってるんで。




日本じゃ古すぎてピンとこないので、アメリカの例になりますけど


1999年頃のアメリカでは、マイクロソフトを始めとしたインターネット関連事業のストックオプションが大流行

情報産業で働いてた普通の会社員が、億という単位のお金を手にしたり、シリコンバレー周辺のベンチャー企業が、テナントを借りるのに家主はお金では無く、ストックオプションで支払いを求めたりして、今、考えると馬鹿だったと思う事が起きてました。様はバブルですよね。



この時ダウ平均は8000ドルちょっと、けれど今2003年9/25日現在では9425ドルあります。失業率やテロ関連でどうも、景気が今一つ、アレだけ日本の低金利政策を馬鹿にしてた、アメリカ長期金利も下がりぱなし、はっきり言えば不況状態です。
けれど、株価だけで見たら、1999年より今の方が景気が良くなくちゃならない事になります。けれど、とてもそうは見えませんよね。




株価が上がってる時や足踏みしてる時をグラフで見てから、本当その景気状態が判るんであって、決して値段だけで判断は出来っこありません。




これから、選挙が始まります。候補者がその時、株価の話を得意がってしていたら、経済についてどれ位、知ってるかの目安になったりします。内容をよく聞くと竹中大臣と他の議員さんの違いがよーく判ります。面白いです。
株価なんて、本来は小泉首相の発言のように一喜一憂しないてのが良いんですけど、不用意な発言しちゃうと、敏感すぎて、反応しちゃうのも面白い所ですね。




バーチャルネットレーダー渚はNHKに東証平均と言われても日経平均と呼び続ける[テレビ東京]をbuy (買い推奨)です。

8月17日 経済の不思議
 皆様こんにちは、いったい世の中はこれからどうなるんでしょう。日本経済の先が不透明なこの時期にデビューすることになりました渚です。


 わたしはお父ちゃんと2人で暮らしてます。そのお父ちゃん最近もっぱらの関心事は阪神、野球の解説を受売りで、娘に向かって星野監督の戦術内容を熱く語りだします。しかも、あの爆超テンションで仕事に行くので、巨人ファンの多い職場ではかなりの敵を増産中のようです。
まったく、何とかなりませんかね。


 話は変わりますけど、皆様、[経済]って不思議だと思いませんか経済学という分野でノーベル賞まで有るのに敷居が低いというか軽んじられているというかそんな感じがしませんか?


 たとえばです、飛行機が落ちれば航空力学の専門家がコメントを出しますし、地震が起きれば地学の専門家が詳しい原因を発表します。

けれど、経済に限っては某TV局では新聞社編集長が、さも知り尽くした様なコメントをしてます。 昼のワイドショーなどではゲストの芸能人やコメンテーターと称する半芸能人が小泉内閣の経済失政を説いてます。
野球だって解説者がいるのにホント不思議ですよね。


[経済]ってそんなに簡単なものなんでしょうか?


 最近、似たようなモノに[犯罪]があります。少し前まで異常な犯罪が起きれば犯罪心理学の先生が(小田教授、最近見かけませんね)論説を述べてましたが、犯罪のデフレが進んだ今は半芸能人のコメンテーターがしたり顔で持論を説いていますね。


 景気は国民の心理状態が大きなウエイトを占めます。今、マスコミは失政だ恐慌だの騒ぎすぎているような気がしてなりません。
たしかに報道にはインパクトがあるほうが視聴率や部数が取れるかも知れませんが、自身がどれだけ大きな影響力を持つかも考えず、不況を煽ることによって冷え込む国民の心理状態も考えて見てほしいものです。


 なにも嘘をつけとは言いません。経済政策のアラ探しばかりしていないで評価もして欲しいだけです。(どこかの新聞社・TV局は何故か反対意見を持つ有識者だけを引っ張り出して非難してます。論外ですね)


 結局、自ら後押しした不況によってCMスポンサー料や広告料が減り減益になりながらも、不況を煽るマスコミは自分の足を食べるタコみたいです。そして、収入確保のためバタバタしてる様子は、かなり滑稽でもあります。


 そんな、タコさんの所為でしょうか、日本のお父さん達にこき下ろされてる[経済]、居酒屋では、野球の巨人・阪神の話題とほぼ同列に、りそなの公的資金注入や日銀の買取オペ、はたまた低金利の弊害などが語られ、竹中経財相などは原監督と同じく戦犯扱いでボロクソに言われてます。


渚は[経済]とは本来、もっと奥の深いものだと思います。皆、興味が無いのか、景気の良い時は取り上げられることの無かった[経済]の悪口、話題になるのは良い事だと思います。けど、何だか悪口ばっかりで、ちょっと可哀想です。


 ニュースステーションの不況の報道に妙に納得しやっぱり受売りの内容をわたしに話す、お父ちゃんを見てるとそう感じてなりません。


 もっとも、渚はそんな身近で矛盾だらけの[経済]の話をこれからサイトで取り上げていこうと思います。そして、これが渚のデビュー戦、どうでしたか?まだ、不慣れな所が多々ありますが皆様どうかよろしくお願いします





 バーチャルネットトレーダー渚は、可哀想な扱いを受けている[経済]を長期で見込んでbuy(買い推奨)です。

8月20日 コミケの経済
 雨でのびのびになっていた夏祭りに行って来ました。
わたしの町では、いかにも漁村くさい名前で豊漁祭っていうんですけどね。
それはそうと今日はとても暑かったですね。毎年、蒸暑い夏の夜に、海風がとても気持ちがいい、お祭りなんですけど、今年は全体的には冷夏だったので、お父ちゃんの勤めてる漁協では、ビールとかき氷の出し物の他、おでんを出したそうです。
しかし、こんな暑い中おでんを買う人は無く、案の定売れなかったそうです。

まったく、なにやってんでしょうね。


皆様、最後に来て夏っぽくなった夏をどうお過ごしですか?こんにちは渚です。


8月15〜17日の間、東京ビックサイトでも夏祭りがありました。
コミケ(正式名称コミックマーケット64)の開催です。
皆様、幾ら位お金使いました。3万円、5万円、それとも、10万円位ですか?この日の為にお金を貯めた方も多いでしょう。


渚も行きたかったんですけど、駄目でした。

そして、そんな渚と関係も無くなく、コミケでも経済が動いています。


 コミケの一般参加者はお金をコミケという市場(字の通りコミックマーケット)にお金を落とします。それは同人誌代だけでなく、ビックサイトに行くまでの交通費、コスプレイヤーの撮影フィルム代などの支出ですね。


コミケ64での一般参加者は3日間で46万人の入場者だそうです。その46万人はいったいどれ位のお金を使ったのでしょうか?そりゃもう、莫大な金額でしょう。そして、その莫大なお金は何処に行ったんでしょう。
普通、その使ったお金は出展者の元に入ります。当たり前ですよね。
だけど、コミケでは通常では見られない面白い現象が発生します。


出展者はサークル参加費(8000円でしたっけ?)、印刷製本代、ブースの装飾代、交通費などの先行投資分。そして、コミケならではの支出があります。
それは、出展者の人も一般参加者と同じ様に同人誌を買っちゃってお金を使っていること。


通常、収入を得た立場の人は別の物を買い、買って貰った立場の人は収入を得てまた、別の物を買います。このコンボで他の市場を含めた全体が流動し、お金の流れが太くなっていきます。単純な経済の波及効果ですね。


しかし、コミケで考えてみると、収入を得た立場の人が同じ市場(ここではオタク市場と仮名します)に支出してしまう為、お金が次の段階に流れていきません。同人誌を売って儲けたお金で同人誌を買うという行為で市場が閉鎖されてしまって、お金が溶けて無くなってます。


印刷製本代、交通費など市場以外の支出もあるでしょうが同人誌の収入が同人誌に支出していることで1つの完結されたマーケットになってしまってますね。


そう考えてみると、上の状態は何かに似てると思いませんか?経済支援策とか日銀の株買取とかインフレターゲットだとか色々画策しているどこかの政府に似てるなーと渚は思ってますけどね。



バーチャルネットトレーダー渚はアメリカで日本アニメの市場規模が鉄鋼輸出額の4倍の今、その源流というべき[コミケ]をstrong buy(強い買い推奨)にします。

9月4日 オフショアー?オンショアー?
 色々やってる日本政府、景気を上向かせようと努力してますが実際はこれ以上
景気を落とさないよう足掻いてるだけに見えます。けど、やることはやってるんですよ。皆様こんにちは、渚です。




 前回は最後にちょっと、こきおろしちゃったので、今回は応援したいと思います。


 政府は好景気を無理やり作ろうと経済の波及効果狙いでお金を投入しますが、同人誌と同じく1つのマーケット内で完結してしまいお金が次々と消えてしまいます。 簡単にいえばコミケと同様に誰も儲かっていないけどお金だけが消費されている状態ですね。



 本来、好景気とは経済の波及コンボが次々と起こり、市場全体が流動し、お金の流れが太くなっていく状態です。だだし、お金は決して増えたり、減ったりはしないんです。好況、不況とも差はあまり無く、ある一定の量しかありません。
では好況と不況何が違うかといいますと循環する量。



そして、過去に好景気といわれた時は必ず循環を後押しする風が吹いてます。



ざっと、いえば、戦後復興、朝鮮戦争特需、列島改造、貿易黒字、土地、最近ではITなんかがそうですね。そして、大きな風であるほど、1つでは流れを作る事の出来ない風も、結果その風量を増やすことになっています。




さて、これらのお金の循環を起す風は不景気を好景気に変えようとして作った物でしょうか?違いますよね。
ただ、単に別の原因で(プラザ合意、不動産投機、Windows3.1他)たまたま、それが好景気に繋がっただけと渚は考えます。



皆様、今、日本でお金の循環を起せる様な風が存在していますか?たぶんありませんよね。そして、お金が流れ込み、循環させる産業を持たない事が今の不景気です。


 景気の良い時は政府の役割は簡単なんです。循環の役割を担ってる産業を支援すると言うだけで景気対策になるんですから、対して不景気の時は何をやったって無駄なんです。様は何かをして景気の転換を図ることは不可能に近いことです。



リストラや就職難、経営難で苦しんでいる人には申し訳無いんですが渚は、「景気?んなもん、そのうち上がんべさ」てな考えです。


そして、小泉内閣の竹中大臣も多分、渚と同じ考えだと思うんです。ただ、大臣が「景気?そんなモノ、そのうち上がる。」なんてとても言える訳ありません。


景気の転換が難しいからといって仕事をしない訳にも行きません、そこで構造改革です。今ある産業の非効率部分を解体したり、民営化推進、不良債権処理を行ってお金の流動を図る原因を作る事。景気を凧に例えれば、よく揚がる凧を作っているようなもんです。


対して、反構造改革派は公共投資などでお金を直接ぶち込む政策を支持してます。これは凧を揚げようと扇風機で風をおこすようなもんです。電気代は次の月に回しますけどね。



 改革派は風が吹くまで待たなければならないし、反改革派は財源の確保が難しい今、中途半端な投資じゃ1つの市場だけで失速(自己完結)しちゃうでしょう。どちらも正解だし不正解だから意見がわかれますね。



皆様は原因を作る政策直接お金を流動させる政策どちらを支持しますか。


そして、渚は、景気の良い時に大臣になった人を名相不景気の時の大臣が極悪人扱いされる今の風潮はあまり好きではありません。皆様はどうですか。


もっとも、世界中でお金の循環が凪状態な今、あえて、景気の転換を目指す構造改革は世の中の動きしだいです。そして、改革・反改革どちらが正解かは、未来にならないと誰にもわかりません。風が吹くか吹かないかそんなあやふやな物ですから。


バーチャルネットトレーダー渚は、[構造改革]をhold(中立)です。


9月5日 6種類の硬貨と4種類の紙幣
 Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) うあぁぁぁ このカウンタの数字はいったい、朝、見たときより全然増えてるぅ。


なんと、毎日、巡回していて目標としているあの人からリンクされちゃった。わたし、そんな経済詳しくないです。ちょっと聞きかじって興味があるだけです。
こ、こ、これは精進せねばなりません。



そんな、訳で急遽更新です。ネタ不足の感がありますけどその点はご勘弁ください。株も買って、ドラゴンボールのペットフィギュアで散財して帰って来てサイトを見て驚いている最中ですので。



こんにちは、皆様、もうげてますか?渚です。




散財した身で言うのもなんですが、お金って何でしょう?


大雑把にいえば、お給料やバイト代は労働力というモノを会社に渡して、交換してもらえる単位ですよね。この交換したお金は金貨などのそれ自体に価値のあるものではありません。何の変哲も無いアルミや銅、ニッケルの合金そして、楮を煮詰めた紙だったりします。
さらにこの金属や紙は、どう使おうと皆様の自由です。服や本を買ったり、何かを食べたり、携帯の料金払ったり、DVDを買ったり、食玩集めたり、同人誌買ったり、フィギュアを買ったり、エロげ・・・・失礼。



たとえば、あの会社で払った給料はフィギュア買うの禁止とか、あの町で売っている同人誌は今、持っているお金では使えないとかは決して無いですよね。
法に触れない限り、お金という単位は皆様がどこでどう使おうと自由ですから。


円通貨=自由に使える日本が保証した円という単位です。普段、当たり前の様に使っているこの制度、実は物凄い事なんです。


通貨の始まりは貨幣を統一したペルシアのダレイオス1世という王様だとか秦の始皇帝とか色々諸説ありますが人類発祥から見ればつい最近のことです。だって国という形が機能し、そして、その国が保障していることを皆が信用しているから成り立つシステムなんですから。


今だ貨幣は有るけど通貨の無い国もありますしね。まあ、どことは言いませんけど。


1円玉と壱万円札は1万倍の価値の違いがありますけど、材料費や生産コストの原価で見ればそんな違いはありません。国がその価値の違いを1万倍と保障しているからこそ成り立つ制度です。


はたからみればこの奇妙なシステムは人類が考えた偉大な発明だと渚は思っています。

だけど、この偉大な発明にケチを付ける人もいます。政府のいうことは信用できないと発言する方々です。まあ、たいがいリーダー色の人達なんですけど、この方々にはぜひ、信用できない[円]は交換していただきたいですね。けど、この方々[ドル]も嫌いなようなので、ウォン人民元がよろしいかと思います。
渚は御免ですけどね。



バーチャルネットトレーダー渚は、[通貨]をbuy (買い推奨)です。けど、ちょっと今は[円]は弱いかな。
9月10日 鬼平犯科帳(前編)
 「火付盗賊改方・長谷川平蔵である」と主演の中村吉右衛門さんがみえを切る鬼平犯科帳は89〜98年フジテレビで放送していました。
当時、うちのお父ちゃんのいたくお気に入りで最終回あたる映画を一緒に連れてかれもしました。そして、お父ちゃんとよく行くラーメン屋さんにも、さいとうたかおの鬼平漫画が置いてあるんですけど、お父ちゃんは全部読み切ろうとしてます。


ラーメン屋で22巻まで読もうとするお父ちゃんもかなりアレですね。



皆様、こんにちは、儲げてますか?どちらかというと大岡越前派の渚です。



平成の鬼平てフレーズ覚えてますか。当時テレビと合わせて庶民の味方と称された三重野さんで、今の藤井総裁から二代前の日銀総裁です。三重野総裁が就任した1989年、当時世の中は不公平感が蔓延してました。


持つ者と持たざる物、値段の上がり続ける土地を早く買った人は、自分の判断に間違いは無かったと自分を褒め、土地を買えなかった人は一生働いても、東京では土地を買えない事を妬み、恨みにも似た感情を、すでに買った人達に対していだいてました。


世にいうバブル景気です。この好景気当時はバブルなんて危なっかしい名前では呼ばれておらず、神話からとった[いざなぎ景気]を超える景気の名前をどうしようか真面目に議論さえしてたんです。


あせって、千葉や埼玉の通勤遠隔地に土地を買い求めた人もいましたね。
テレビでも銀座前の土地が1aで幾らとか煽りまくり、世の中早く買わないと損をするという空気がとにかく蔓延してました。


そして、土地を買った人は上がり続ける自分の土地で財産が増えたと物凄い勘違いをしてしまいました。上がったら売って現金化してから始めて財産になるんであって土地自体は財産ではありません。ただの場所です。
けど、値段がまだまだ、上がると欲を出せば売りっこないですけどね。


この、実体のなかった財産が景気に拍車をかけます。普通に働いていれば景気がよくても入ってくるお金はお給料だけですよね。だけど、土地の値上がりで自分がお金持ちだと、勘違いした人は、年収以上のゴルフ会員権、リゾートマンション、株に手を出します。
[現金化してからが財産と呼べる物]という原則ががおざなりにされちゃいました。


そして、ニュースステーションを筆頭とする自称、庶民の味方のマスコミは異常に上がり続ける土地に異を唱え、当時の政府に文句を垂れはじめます。
様は「俺たちは消費者の声の代弁者だ。不当に儲けてる企業や土地所有者はけしからん。土地を値段を下げろ」と値段が上がるから好景気なのに値下げという無茶な要求をします。
馬鹿ですね



そんな時代、日銀の総裁三重野さんは就任しました。


その、三重野さんインフレを抑制する為、就任後8ヶ月で3回の利上げをしました。この姿が庶民の為に悪(この時は企業や不動産関係者)を切る様に見えたのか三重野さんは庶民の味方、平成の鬼平とマスコミから賞賛される事になるんです。



様は土地を買えない人達を苦しめられている可哀想な庶民。そして、儲けている企業や資産家を悪と置き換えたんですね。よくあれでアメリカを正義と悪の単純な二元論で片つける国だと非難できるか、渚は不思議でなりません。


ニュースステーション以降のマスコミ報道は必要な情報をかいつまんで報道します。簡単にいえばわかり易い事だけしかいいませン。
利上げをすると、土地の値段が下がる事までしかいわず、値段が下がる事とは、どうゆう景気状態に誘導しようとしてるかまで放送はしませんでした。


そして、日本中の誰もが不景気なんて想像出来なかったんです。
9月14日 鬼平犯科帳(後編)
前回の続きです




前にもいったように景気はお金の循環です。利下げをしてお金の循環量を増やせば、仮的ですけど景気が上向きます。ただ、あくまでも仮です。循環量を増やして何らかのアクションが起きれば勢いよく景気は跳ね上がります。
そして、利上げを行えば循環量が減り、景気を抑えることになります。


人為的に出来るなんて前に言っていたことと違うとおおもいでしょうが利上げと利下げは金利が上がるか下がるかだけではないんです。


そこに経済てモノが絡んじゃいます。お父ちゃんに言わせると経済は100円で説明出来るそうですが。



えーっと、たとえばです。皆様、町に繰り出して100円を交換して下さいと頼んだ時、50円と150円どちらが上手くいくと思いますか?簡単ですよね。


「50円玉に萌えちゃうんです。100円を50円でいいから交換してください」といえば、まあ、可哀想な人だとは思われますが、たいがいの人は交換してくれるでしょう。だって得しますからね。


ところが、「150円て単位に萌えちゃうんです。100円を150円交換してください」と言ったら、こっち方は殴られますね。変えてくれる人なんている訳ありません。



同じ50円の違いでこの差は何でしょう。お父ちゃんはこれが経済の本質と言い切ってます。ずいぶん乱暴な話ですけどね。


人は損より得をとる
人間の本質というか本能みたいなもの。そして、これが利下げと利上げの違い。人為的に好景気は作れないけど、不景気は簡単に作れる証明みたいなものだそうです。


渚は判った様な判らない様なそんな感じがしますけどね。




とにかく、当時の日銀総裁、三重野さん利上げをしまくります。
しかし、利上げをしてもあんまり株価には効果がなかったように見えました。皆、好景気に熱狂してるうちは、関係なかったですから。


利上げをして、株価が1989年暮れ3万8916円を付けた後、年が明けた時がバブルの崩壊時期だと言われてます。
けど、渚は、そうは思ってません。株価は下がったけど、土地はまだ、値上がりしていて、ほんの一部の人しか、深刻さを気づいてません。株価もすぐに、上がるだろうと考えてたんです。



なにしろ、マスコミが値上がりする土地を非難し、利上げを支持してたんですから



株価が上がったり、下がったりしてるそんな時期1990年8月、イラクがクウェートに侵攻します。株は暴落、石油が高騰しちゃいました。
普通、そんな時、緊急利下げとか、すればいいんでしょうけど、マスコミが利下げを許さない雰囲気を作ってました。実際、土地はまだ値上がりしてましたしね。



そこで、鬼平さん、また利上げをやっちゃいました。



それからは一気に急降下、不景気の入り口に入ります。渚はここら辺がバブル崩壊時期だと思ってますが。



下がる株価に日銀も、やぶぁいと思ったんでしょう。91年7月公定歩合を下げますが、自称庶民の味方、マスコミはここで、利下げを非難「また、バブルを作る気か、土地の上昇反対」て感じで報道します。

もう、馬鹿すぎます。



92年になってから、状況のヤバさにマスコミも気づいたんでしょう。今までの報道から一転「戦争時に利上げは非常識」「利下げするのが遅すぎる」と怒りの矛先を日銀に向けます。


ここまで来るとマスコミのマッチポンプに開いた口が塞がりませんが、自分達の以前の報道は無かった事にして政府の非難で、責任を擦り付けます。まあ、常とう手段ですね。


そうして、可哀想に平成の鬼平日本のフセインとまで言われてしまいます。



まったく奴等は、やってくれます。


バブルが起きたのは、アメリカの赤字解消の為、アメリカより、金利が上げられなかったからなんです。金利がアメリカより、高かったら、お金がアメリカに流れず、日本に入って来ちゃいますから。


それなのに、ここでも三重野総裁は完全に悪役、副総裁時代にバブルを作った元凶とまで、言われてしまいます。
もう、メタメタです。



そして、これが渚がマスコミをあんまり信用出来ない原因でもあります。


渚は歴史にはifは無いと思ってますけど、今、振り返ってみると当時の日銀の金利政策はかなりベストだったと思います。ただ、マスコミの反応を見誤った感じがしてなりません。


いまだに、あの時こうしていたらバブルは防げた。こうすれば不況にならなかったと、犯人捜しをしているのを見てると何だか日本て国は大丈夫かなあ、なんて思ったりもしてます。




バーチャルネットトレーダー渚は真実を目指し、中立公平なマスコミは敬意と尊敬をいだきますが、マッチポンプの[マスコミ]をstrong sell(強い売り推奨)です。

9月16日 渚のアトリエ
種の後番組は「鋼の錬金術師」だそうです。最近、錬金術が流行ってるんでしょうか?ジャンプでは「武装錬金」とか連載してるし?まあ、パチスロの「レンキン」はあっという間に消えましたけど。




皆様、こんにちは、儲げてますか?斗貴子さんかっこよすぎです。思わず参加しちゃおとした渚です。




今回は錬金術がテーマです。真那さんはるかさんと言う本職の先輩の方もいらしゃるし、私のような者が言える立場ではないですが、錬金術は一般に知られている鉛から金の変換だけではなく、その本質は、思想・哲学までも包括した総合科学で、のちの現代化学の礎になったものだそうです。



で、その思想、哲学はとても及びませんが、私、渚は鉛を金に換える錬金術、出来ちゃったりします。もっとも錬金術師の方が聞いたら、冒涜してると怒られそうですが、ご勘弁下さい。




ある日王様に呼び出されてお城に行きます。
そこでは王様が待ち構えていて、あなたにこう言います。「お前は鉛を金に換えることが出来るそうだが、この、鉛100kgを金100kgに換えてほしい。もし出来なければ首を刎ねるぞい」




さて、皆様どうしますか?
このサイトは経済ネタなので、さっしのいい人は気づいたかも知れませんね。



ある、2つの条件が揃えば可能ですね。
1つは期間を問わない事、もう1つは物価の上昇率より、その時の金利が高いことです。



まずは検証してみましょう。(こんなバカな計算するのは、ここぐらいです。)
めんどくさくなるので、税金・手数料は入れません。
金の小売価格は9月16日現在1451 円/gだそうです。
えーっと100kgで1億4千5百10万円になります。(高けッ)



それで鉛は材料屋.comさんを参考にさせてもらうと、約2.3kgで\880
えーっと100kgを売ちゃうと単純に3万8000円(安ッ)
その差3818倍になりました。



大体インフレ率は2〜3%位だから2.5%で計算するとして、金利は1990年9月の定額貯金6.33%で計算しました。実際、もっと高い金融商品もあったけど、こんなもんでしょう。(今が安すぎるんです)


100年経つと金が物価上昇で約17億円の価値、鉛の代金を1年複利の固定で預けると、約715万円その差240倍まで近づいてきました。
200年で金が約203億円、鉛の代金が約15億円その差13倍まで近づきます。



こうして計算していくと270年後あたりで約1200億円でほぼ並び、300年後には余裕で逆転してるので、そのお金で金を買えばいい訳ですよね。


これで首を刎ねられずにすみました。ちゃんと鉛(売った代金)を金に換えているからインチキではありませんよね。




そんな時間かかる事、意味が無いと思いますけど、金利がもっと高ければ期間はもっともっと、短くてすみます。
ふざけるな今、そんな金利なんて有る訳ないだろうとお考えの方もいるでしょう。
でも、金利は預ける金利だけじゃなく、貸す金利もあります。




そう考えると、今、皆様の町にも錬金術師が沢山いますよ。しかも、無人の所まで、あったりします。でも、最近はアトリエとか工房とか優雅な名前では無いですけど。
しかも、中には、3万8000円を10年位で1200億円位にする事まで出来る闇金なんていう大錬金術師もいますし。(ああっ、結局、冒涜してる)




錬金術は素敵な夢のある話ですけど、こちらの錬金術師には渚はあんまり関わりたくはないです。皆様はどうですか?




バーチャルネットトレーダー渚はこれから、蝶野攻爵が全体のストーリーに絡むのか、それともエピソードとして完結するのかが楽しみな和月先生の[武装錬金]をbuy (買い推奨)です。

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